ホームページ制作の費用は、ページ数と、作る前にどこまで考えるかで変わる、と私は考えています。作る前に考えることというのは、競合のサイトをどこまで調べるか、事業の強みをどこまで整理してから組み立てるか、です。
もうひとつ、作った後の費用も見ておく必要があります。保守に入っていないと、何か起きたときの対応は保守の範囲の外になります。Basiy では、保守なしの契約はしていません。
逆に、「安いサイトはこう」「高いサイトはこう」とは、私は言い切れないと思っています。営業で経営者の方と話していると、高い見積もりで作ったサイトでも、中身が既製のテンプレートだったという話を聞くからです。
この記事では、見積もりの金額の差がどこから来るのかと、見積もりを比べるときに見ておきたいところを書きます。最後に、Basiy の料金も例として載せます。2026年11月時点の内容です。
ページ数で、費用はどう変わる?
ページが増えれば、作る手間が増えるので、費用も上がります。ここは分かりやすいところです。
ただ、1ページの数え方は、見積もりの紙を見ただけでは分からないことがあります。Basiy の場合、ブログは一覧と記事のページを合わせて1ページ、お問い合わせは入力するページと送ったあとのページを合わせて1ページと数えています。見積もりを比べるときは、何を1ページと数えているかを確かめておくと、同じ条件で比べられます。
ページ数のほかに、差が出るのは、どこ?
作る前に、どこまで考えるかです。
同じ9ページのサイトでも、会社の情報を受け取ってそのままページに並べるのと、競合のサイトを見てから、どの順番で何を見せるか、どこから問い合わせにつなげるかを決めるのとでは、作る前にかける時間が変わります。さらに、事業の強みの整理から始めて、サイト全体の組み立てを考えるとなると、作る前の設計に、もっと時間を使います。
この作る前の時間は、できあがったサイトを見ても分かりにくいところだと私は考えています。見積もりの差が大きいときは、作る前に何をしてくれるのかを聞いてみてください。
安いホームページは、テンプレートなの?
営業で経営者の方と話していると、初期費用が安かったサイトは、どれもテンプレートだったという話を聞きます。テンプレートは、あらかじめ用意された型に、文章や写真を流し込んで作るサイトです。
もうひとつ聞くのが、制作会社が独自に作った管理の仕組み(独自CMS)です。ホームページの中身を更新するための仕組みを、その制作会社が自前で作っているものです。初期費用が安かったサイトでは、テンプレートにしても独自CMSにしても、扱いが面倒だったという話を聞きます。
ただ、高い見積もりで作ったサイトでも、テンプレートや独自CMSだったという話も聞きます。なので、安いからテンプレート、高いからオリジナル、とは言えません。金額よりも、どうやって作るのか、公開した後に誰がどう更新するのかを、見積もりの段階で聞いておくほうが確かです。
公開した後の費用は?
ホームページは、作ったら終わりではありません。WordPress のような仕組みで作ったサイトは、本体や機能を足す部品(プラグイン)の更新、バックアップ、何か起きたときの対応が、ずっと続きます。これを請け負うのが保守で、月額で用意している制作会社もあります。
制作会社によっては、保守の費用を払いたくないので入らない、という選択もできます。ただ、10月の後半に PHP(WordPress を動かしている言語)の脆弱性が問題になったとき、𝕏 では、保守に入っていなかった方がトラブルになっている話が流れていました。保守の範囲の外なので、対応にはきちんと費用が請求される、という形だったようです。
Basiy も、こうした脆弱性の知らせは日々追っています。10月30日には、自社のサイト(basiy.net)を WordPress から Cloudflare に移しました。全ページを前もってファイルにしておき、Cloudflare に置いて配る形(静的なサイト)です。いまの basiy.net には、WordPress と PHP に特有の攻撃の入口がありません。お客さまのサイトについては、最善の方法をご提案します。移した理由と、移して変わったことは、WordPressはやめた方がいい?自社サイトをCloudflareに移して出した答えに書いています。
見積もりを比べるときは、初期費用だけでなく、保守の月額と、その中に何が含まれるかまで並べてみてください。
見積もりを比べるときは、何を見ればいい?
ここまでの話をまとめると、見ておきたいのは次のところです。
- 何を1ページと数えているか
- 作る前に、競合の調査や事業の整理をどこまでしてくれるか
- テンプレートか、独自CMSか、どうやって作るのか
- 公開した後、誰がどう更新するのか
- 保守の月額と、その中に含まれること
- サーバーとドメインを、誰の名義で契約するか
最後のサーバーとドメインは、費用の話から少し外れますが、契約の前に確かめておきたいところです。Basiy では、どちらもお客様の名義で契約していただいています(費用はお客様の負担です)。
Basiy の料金は?
Basiy のホームページ制作は、3つのプランです。デザインはどのプランもオリジナルで、変わるのは、ページ数と、作る前の設計にかける時間です。金額はどれも税別です。
| プラン | ページ数の目安 | 制作費 | 作る前にすること |
|---|---|---|---|
| ライト | 5ページ相当 | 180,000円 | 必要なものをそろえて公開する(ブログ・お問い合わせ1件を含む) |
| スタンダード | 9ページ相当 | 300,000円 | 競合のサイトを確かめて、掲載の順番と導線まで設計する |
| プレミアム | 15ページ相当 | 450,000円 | 事業の強みの整理から始めて、サイト全体を組み立てる |
公開後の保守は月額15,000円で、Googleマップの運用代行(MEO)とあわせてご契約の場合は月額10,000円です。本体・テーマ・プラグインの更新、定期的なバックアップと復旧、障害が起きたときの一次対応、軽微な修正(月2か所まで)が含まれます。
プランの中身は、ホームページ制作のページの料金にまとめています。
まとめ
- ホームページ制作の費用は、ページ数と、作る前にどこまで考えるか(競合の調査・事業の整理)で変わる、と私は考えている
- 安いからテンプレート、高いからオリジナル、とは言い切れない。どうやって作るのかを見積もりの段階で聞く
- 初期費用だけでなく、保守の月額と中身まで比べる。保守に入っていない場合、何か起きたときの対応は保守の範囲の外になる
- 見積もりは、ページの数え方・作る前の作業・作り方・更新の担当・保守・名義の6つで比べる



