「MEO対策って、結局何をするんですか」
この質問を、営業の場でも支援先からも、ずっと受けてきました。MEO業者の営業電話は多いのに、中身の説明はだいたいぼんやりしています。この記事では、Basiyが支援先のGoogleビジネスプロフィール(Googleマップに出るお店の情報。以下プロフィール)で実際にやっている整備を、順番ごと全部書きます。
先に種明かしをすると、裏技はひとつも出てきません。前回の記事で、選ばれているお店の数字は「閲覧数」ではなく「電話やルート検索といった行動の数」で動いていると書きました。行動の数字は、プロフィールの中身で変わります。その中身を整える作業がMEO対策の正体で、やることは地味な整備の積み重ねです。
手順1: 基本情報を埋めて、揃える
最初にやるのは、プロフィールの空欄をなくすことです。営業時間、住所、電話番号、ウェブサイト。当たり前に見えて、空欄や古い情報が残っているお店は本当に多いです。定休日が実際と違うだけで、来店の機会も信用も失います。
ひとつ気を付けたいのが表記の統一です。店名・住所・電話番号は、自社サイトやSNSと同じ表記に揃えます。「1丁目2-3」と「一丁目2番3号」が混ざっている状態は、Googleから見ると同じお店だと確信しにくい状態です。
カテゴリの設定も基本情報の一部です。メインのカテゴリをいちばん実態に近いものにして、サブカテゴリで補う。ここがずれていると、そもそも探している人の検索に出てきません。
手順2: 説明文とサービスを書く
ビジネスの説明文は750文字まで書けます。ここに、お店が何屋で、誰のための、どんなサービスなのかを書きます。検索されたい言葉(業種やサービス名、地域名)は自然に含めますが、詰め込みは逆効果です。読むのは機械ではなくお客さんです。
商品やサービスの登録欄も埋めます。メニューと料金が見えるお店と見えないお店、自分が客ならどちらに電話するかという話です。
手順3: 写真を揃える
Basiyの基準は、外観3枚以上、店内5枚以上、それにカバー写真とロゴです。外観写真は「初めて行く人が迷わないため」、店内写真は「入る前に雰囲気を確かめたい人のため」で、役割が違います。プロのカメラマンは必須ではありません。明るい時間にスマホで撮った自然な写真で十分です。
手順4: 投稿を続ける(目安は週1回)
プロフィールには最新情報を投稿できます。目安は週1回。Basiyの支援先では、どんな投稿が効くかの検証も兼ねて週2回のペースで運用しています。正直に言うと、ここがいちばん続きません。日々の営業をしながら投稿を考えるのは、思っている以上に重い作業です。
もうひとつ大事なのが中身です。定型文の使い回しは、読む人にもGoogleにも新しい情報になりません。Basiyでは、季節の話題やその時々の関心事まで調べたうえで、1本ずつ内容を変えて作っています。ご自身でやるなら、投稿の曜日を先に固定して、ネタを「お知らせ」「事例」「季節の話題」のような型で持っておくと、毎回ゼロから考えずに済みます。続かないのは意志の問題ではなく、段取りの問題です。
手順5: 口コミに返事を書く
口コミへの返信は、理想は24時間以内、遅くとも1週間以内。ポジティブな口コミには感謝と一緒に内容へ具体的に触れて、定型文のコピペにしない。ネガティブな口コミには、事実を確認したうえで誠実に返して、絶対に反論や言い訳をしない。読んでいるのは書いた本人だけでなく、これから来るか迷っている人たちです。
ひとつだけ強く書いておきます。謝礼を渡して口コミを頼む、いわゆるやらせはやめてください。Googleの規約違反ですし、ステマ規制にも触れます。地道に頼んで地道に返信する以外の近道はありません。
順番の意味
手順を1から5の順で書いたのには理由があります。基本情報が空欄のまま投稿を頑張っても、見に来た人は電話番号の分からないお店に電話できません。土台から順に埋めるのが、遠回りに見えていちばん早い進み方です。
前回の記事の結論をもう一度借ります。3年半分の支援先の数字のどこにも、派手な裏技はありませんでした。あったのは、この5つの整備を続けたかどうかだけです。



